ビジネスインテリジェンス導入の成功に必要な5つのポイント


ビジネスインテリジェンスの導入を成功させる時に重要なポイントとは、一体何でしょうか?成功させるコツを最初に意識して導入を行うとスムーズに経営改革・業務改革ができることでしょう。ここでは、ビジネスインテリジェンスを成功させるために気をつけるべき5つのことをご紹介します。

1. KPIを意識した組織風土の形成


ビジネスインテリジェンス導入プロジェクトを成功させるためには、組織としてKPIの重要性を認識しておくことがとても重要です。事業計画や部署のミッションとなる数値目標を明確にした上で、ビジネスインテリジェンスツールで得られる現状の数値を常に意識する組織風土です。目的が曖昧なままにビジネスインテリジェンスを導入したとしても、目標値が見えず、改革の内容も可視化できないままになってしまい、プロジェクトが失敗に終わってしまうケースも沢山あります。

既に述べたように、ビジネスインテリジェンスの導入時には経営陣は常時KPIを意識し、各業務担当者にも数値目標を明示し、なおかつ達成に向けて実行する文化を作り上げておく必要があります。そうすることにより、数値目標に向かって担当者ベースで改革意識を持つことができるでしょう。そのためには、社員一人一人への組織文化の浸透が必須です。社員が一丸になって改革意識を持つことこそがビジネスインテリジェンスの目的であり、数値で感じられる企業改革へと繋がっていきます。

2. 経営陣が改革の意識を持ち社内に周知すること


流行りに則って、ビジネスインテリジェンスを推進していこうとしても何の意味もありません。大切なのは、意識改革であり、それこそがビジネスインテリジェンスを成功へと導く要因の一つです。意識改革と言っても、漠然とした曖昧な内容で社内に周知してもビジネスインテリジェンスの導入は成功しないでしょう。大切なことは、誰にでもわかりやすい数値目標を設定すること。指標に向かって何を行うのかを明確にしなければビジネスインテリジェンスを導入しても誰も活用できないでしょう。

 

3.ビジネスインテリジェンスを用いた分析対象を明確に


ビジネスインテリジェンスを導入する前には、何を分析して何を達成したいのかを明確にしておく必要があります。その際に注意するべき点は、目標の達成が顧客満足の向上と何らかの形で関連づいていることです。当たり前のことですが、企業の存在行意義は、顧客への価値の向上であり、ビジネスインテリジェンスはそのための手段にすぎません。また、技術的な観点では、正しいデータに基づいた分析が必要になるため、分析するためのデータは事前に蓄積しておく必要があります。そのために、データベースの整備が必要になることもあります。

4.BIチームを企業内で確立すること


 ビジネスインテリジェンスの導入を成功させるためには、必要なデータの蓄積ができる部門、データの加工・分析ができる部門、企業改革を実践できる部門を立ち上げることが大切です。部署を横断した形でビジネスインテリジェンス導入を推進していくことが成功のコツとも言えるでしょう。部署横断での連携を密にするためには、IT部門の力は必須です。各部門にITに詳しい担当者を配備することも成功のコツとなります。また、データ管理者をアサインしておくことも大切です。セルフサービス型のビジネスインテリジェンスを導入する場合、データの加工やデータの大量取得などが誰にでもできてしまいます。データベースの運用という観点で見た場合、これは良いことではありません。このブログでも何度も説明している通り、IT部門から見た場合のセルフサービスBIで成功のポイントは、「如何にしてガバナンスを担保するか」です。元データの管理をしっかり行うためには、データ管理の専任者を選出するか、部署としてデータ管理部門を設けることが良いでしょう。

5.実行力


ビジネスインテリジェンスツールを無事導入し、データの分析までが可能になると、大抵の場合、これまでよりも膨大に施策項目が見つかります。これらをしっかりと実行していき、目標を達成するための執念深さがないと、導入の意味がありません。分析して出てきた指標を信じて、経営戦略を打ち立て、目標値に向かって業務改革・経営改革を推進できる力が必須です。これらを実践できてこそ、ビジネスインテリジェンスの導入は成功したといえます。


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